こじらせ女子と呼ばれる女

親友から「こじらせてる」と言われた理由。嫌な女全開で語る

あなたの彼氏は本当に優しい人ですか?

「こじらせ女子」と呼ばれる女、ねこです🐾

 

Q.あなたの彼氏はどんな人ですか?

A.自分のことより私を優先してくれる優しい彼です。

Q.その彼氏、本当に優しい人ですか?

 

 

人の性格や価値観は環境によって変化するもの。

 

しかし大人になるとそんなに人は変わらない

 

そう思っていた。

 

Nくんは私に様々なわがままや悪態を突かれても、いつも優しく接してくれていた。

謝るのはいつも彼。

調子に乗った私はねこ様となり、彼にひどいことをしてきたのは事実。

そのせいで彼は嫉妬のような行動をしてしまったのかもしれない。

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彼が私の携帯を隠れてチェックしていたのは気づいていた。

私は彼が私の携帯を見れないようにセキュリティロックの暗証番号を変えた。

彼は自分が携帯をチェックしていることを私に知られているとは思ってもみなかっただろう。

ある日突然暗証番号が変わり、私の行動が把握できなくなったことが、

彼を苛立たせていってしまったのかもしれない。

 

いつもと同じ夜だった。

リビングで彼とテレビを見ていた。

どんな内容のテレビだったかは覚えていない。

テレビを見ながら彼といつも通り、その日あったことなどを話していた。

彼が話している最中に、私の携帯からメール音が鳴った✉️

私は携帯を触り始めた。

彼はそのまま話を続けていたが、

私は友達とのメールに夢中になり、彼の話をちゃんと聞いていなかった。

「こんなことがあってさー、どう思う?」

彼が私に聞いてきた。

彼の話を聞いていなかった私は

「ん?ごめん、聞いてなかった。なんの話?」

こんなシュチュエーションはよくあることだ。

悪気なくいつものように答えたつもりだった。

しかし、その日の彼はいつもと違った。

 

「人の話も聞かずに誰と連絡取ってるんだよ💢」

そう言って勢いよく立ち上がり、私の携帯を奪った。

 いつもとは違う彼の行動に少し戸惑ったが、私は負けずに

「なに怒ってるの?携帯返して!」

と彼に食ってかかった。

私の反応が彼をさらに苛立たせたのだろう。

 

彼は手に持っていた私の携帯を、私に向かって思いっきり投げつけてきた。

一瞬何が起こったのかわからなかったが、

振り返ると彼が投げた私の携帯で壁に穴が開いていた。

 

私のすぐ後ろ、私のすぐ横の壁だった。

当たらないように投げたのかもしれない。

たまたま当たらなかったのかもしれない。

真実はわからなかったが、思いっきり投げたことには変わりない。

その壁を見ていた私の顔はどんな表情だったのだろう。

何も言葉を発さず、動くことが出来なかった私に、彼は飛びついてきた。

「ごめん、怖がらせるつもりはなかった。

俺は何をしてるんだ。本当にごめん」

そんなことを言いながら私を抱きしめて泣き出した。

優しかった彼からは想像出来ない行動だった。

 

大人になるとそんなに人は変わらない

 

それなら、この感情をコントロール出来ない彼の行動はなに?

元々彼の本質に秘めていたもの?

その本質を私が呼び出してしまった?

それとも私と過ごしているうちに変わってしまった?

これはただの嫉妬で終わる話?

そもそもこれは嫉妬からの行動?

 

わからないまま、翌朝彼はいつも通りの優しい彼に戻っていた。