狂気的な彼の行動〜別れたいのに別れられない〜
「こじらせ女子」と呼ばれる女、ねこです🐾
想像もしていないことが起こった時、
人は意外と驚かない。
想像もしていないことが起こった時、
人は意外と気づかない。
想像もしていないことが起こった時、
人は意外と冷静に考えれるのかもしれない。
前回はこちら💁♀️⬆️⬆️⬆️
彼に隠し持っていた2台目の携帯を
家に忘れたと気づいたが、
私は取りに帰ることを諦めた。
家にはまだ彼がいた。
不安を覚えながらも予定を済まし、
彼がサブ携帯を見つけていないことを祈って
猛ダッシュで家に向かった。
今でも鮮明に覚えている。
時刻は夕方。薄暗くなりかけた時間。
電気をつけなくても生活はできるが、
普通家にいれば電気をつけるくらいの薄暗さだった。
本来であれば彼は仕事で家にいない時間。
それでもやましい気持ちが不安を募らせ、
もし彼が家にいたらどうしよう
そんな不安でいっぱいだった。
家への帰り道、部屋が外から見えたが、
電気はついていなかった。
よかった、、家には彼はいない。
朝から私の携帯を探してる暇はないか!
心配して損した。
よかったよかった!
そう思って私は家に入った🏠
リビングの扉を開けると🚪
薄暗い部屋の中、
彼が背中を向けて寝ていた。
え?なんで家にいるの⁈
仕事は⁇こんな時間に終わらないよね?
まさか休んだの⁇
え?二度寝して寝坊したの⁇
寝ている彼を見て、
さっきまでの不安を忘れた私は、
彼にそんな声をかけた。
彼は無反応。
(爆睡してるのか?)
そう思った私は
彼を揺さぶりながら声をかける。
ちょっと!!なんで寝てるの⁈
仕事は⁈行ってないの⁈
彼は振り向くことなく、
無言のまま
私の手をおもいっきり振り払った。
そんな彼の態度に私はイラッとした。
その態度はなんなの⁈
私は朝から頑張ってきたのに!!
Nくんは仕事も行かずに何してるのよ!!
こんな薄暗い部屋でだらしない!!
そう言いながら部屋の電気をつけた。
彼は無反応。振り向くこともない。
腹の立った私はテーブルの前に座り、
テーブルの上のリモコンを取り、
テレビをつけた。
それでも彼は無反応。
私は彼を起こすことは諦め、
テーブルに肘をつき、
イライラしながらテレビを見ていた📺
それでも彼は無反応。
そうして数分が経った頃、
私はなんとなく違和感を感じた。
なんとも言えない違和感。
さっきまでイライラしていた気持ちが
急に不安に変わる。
そして不安になりながら
自分の肘をついているテーブルに恐る恐る目を向けた。
そのテーブルには包丁が直角に刺さっていた。