現実が見えない幸せな男〜引き寄せの法則と共依存からの脱却〜
「こじらせ女子」と呼ばれる女、ねこです🐾
どうやって生きるかなんて
誰も他人に教えられない。
自分自身で見つけるものだ。
天才とは1%のひらめきと99%の努力だ。
この日も私は仕事で真面目な精神論を語った。
そんな私はこじらせ真っ只中🙄
一回りほど歳下の元カレPくんと
別れてからも未だ穏やかに同居中🐱🐥
ただこの同居もそろそろ終わりを迎える。
Pくんは幼なじみのQくんと
もうすぐYouTuberになる予定▶️
Qくんはなかなかの難あり男だった🚹
最近の私たちはQくんの話題で持ちきりだ💧
ある日のビデオ通話でQくんが言った📣
🚹今日さ、
久しぶりにRくんと電話したんだけどさー‼️
Qくんが電話したというRくんは
PくんにとってQくん同様、地元の幼なじみ。
PQRくんは元々3人組🐥👬
この3人組の中心人物はPくん🐥
Pくんにとっては2人とも親友🐥🚹💂♂️
でもPくんはRくんに
Qくんと2人でYouTubeを始めること
を言っていなかった。
理由は1つ。
Rくんは最近やっと就職したから🐾
(最近の子は卒業しても就職しないのか🙄
とPくんの話を聞いているといつも思う🙄)
私の気持ちはさておき、
Pくんが今の計画を言えば
💂♂️そんな夢ばっかり追いかけないで
とりあえず就職した方がいいよ。
Rくんはこう言うだろうとわかっていたから📣
この状況で
Qくんは突然Rくんと電話したとの報告📱
それを聞いたPくんは
少し嫌な予感をしたようだった。
🐥そうなんだ。何話したの⁇
🚹俺たちがこれから2人でビッグになるって話‼️
|ω・)oO(ああ、、、
Pくんが言ってなかったのに言っちゃったのね💧
こりゃ機嫌が悪くなるぞ💧)
と私は思いながら聞いていた👂
Qくんから2人の計画を聞いたRくんは
予想通りの返答をしたようだった。
🚹Rくんは保守的だよねー。
会社の社畜になって何が安定だよ。
わかってないよね。
|ω・)oO(いや、君は安定を語る前に
もっと生活するということを覚えた方がいい。)
ここからQくんは
この日の電話の内容を説明しだした。
内容はこんな感じだった。
Rくんは家の状況もあり、
1年は会社を辞めるつもりはない。
でも今の会社には少しばかり不満はある。
「明日も仕事しんどいわー」
そう言ったRくんの言葉にQくんは
Rくんはこのまま仕事を続ければ鬱になる
と思ったらしい。
どうしてそう思ったのか💧
日頃からPRくんの電話を聞いていた私としては
Rくんのその言葉はいつものただの愚痴。
Pくんもそう感じたようだった。
🚹このままだったら鬱になりそうで心配でさー。
そう言ったQくんにPくんはすかさず否定🙅♂️
🐥いや、鬱にはならないよ💧
そんなのいつも言ってることでしょ💧
🚹そうなの⁉️でも俺は深刻だと思うよ。
そうやって知らず知らずのうちに
会社に勤めてたら鬱になるんだって‼️
俺だってあのまま会社辞めてなかったら
今鬱になってたと思うし‼️
|ω・)oO(そうか⁉️
君は鬱になっていただろうか⁉️
むしろ会社にいた方が
新たな借金も背負わず
もう少しマシな生活を送れていたのではないか⁉️)
🚹俺はあのとき会社辞めたから
今こんなに楽しく自由に生きられてる‼️
この幸せをRくんにも味わって欲しい
って思ってさ‼️
|ω・)oO(いや、君は自由ではないよ。
働いてないから楽なのかもしれないけど
生活できてないからね。
このままだと君は地獄を見るよ。)
🐥で⁉️
🚹Rくんにも一緒にYouTubeやろうって言った‼️
🐥🐱(やっぱり、、、)
🚹Rくんの合流は1年後だし‼️
そのときは俺たち売れてて
もっと人手が必要になってくると思うんだよね‼️
3人でYouTuberしてもいいし、
マネージャーとか編集とか
専門でしてもらってもいいしさ‼️
そしたらRくんも自由を手に入れられる😁
みんなで幸せになれるじゃん😁
🐥、、、
Pくんはしばらく黙り込んだ。
そして言った📣
🐥取り分はどう考えてるの⁉️
🚹それは3等分でいいでしょ‼️
俺たち親友は平等に3等分で‼️
予想通りの回答だった。
Pくんは重たい口を開きだした。
🐥Qくん、、、
俺たちはまずお互い月100万円を稼ぐのが目標だよね⁉️
🚹そうだよ‼️
🐥俺たちYouTubeだけでやってくなら、
収益だけで200万稼がないといけないんだよ💧
🚹うん‼️
🐥3等分するなら300万必要ってことだよ⁉️
それはさすがに時間がかかるよ💧
1年後にYouTubeで月100万稼げてたとしても
3人だと30万円、、、
会社員とか頑張ってるバイトと変わらない、、、
固定の人数が増えるってことは
それだけ稼がないといけないし、
まず100万稼ぐためには何人登録者が必要で
どれくらい再生されないといけないかわかる⁉️
人手が足りなかったら
そのときだけ誰かにお願いしたらいいじゃん。
その方が利益残るしさ、、、。
まずは俺たちが
YouTubeだけで生活できるところまで頑張らないと、、、
Pくんは具体的な例とともに
YouTubeの進め方についてQくんへ説明しだした。
今までの行動が伴っていたのかは別として、
YouTubeを本気でやりたい‼️
と言うだけあって
Pくんの収益モデルは
ある程度事実に基づいて計画されていた。
Pくんが言っていることは現実的で
間違っているようには聞こえなかった。
だがそれを聞いたQくんはこう言った📣
🚹Pくん‼️その考え方が間違ってるんだよ‼️
🐥🐱え🙄
🚹今の人たちはそうかもしれないけどさ。
俺たちは絶対成功するんだから
そんな足元ばっか見てたらダメなんだよ🙅♂️
引き寄せの法則って知ってる⁉️
そうなるって思って行動してたら
結果は後から勝手についてくるんだよ‼️
だから俺たちは1年後3人で成功する‼️
そう思って行動してたら
そうなってるから大丈夫‼️
Rくんにも俺は幸せになって欲しいんだよ‼️
だから1年後に一緒に東京(仮)行こうって言っといた‼️
考えてくれるみたい😁
それ考えただけでワクワクするでしょ😁
無理だって思うから無理に進むんだよ‼️
無理って言葉が思い浮かべるだけで
そっちに引き寄せられるよ‼️
俺たちは成功するから
成功することだけを考えたらいいんだよ‼️
Pくんはまず考え方を変えないとな‼️
🐥🐱、、、
その後もQくんから
引き寄せの法則的な話が続いた🌀
Pくんは穏やかに
Qくんへ考え方を改めるように伝えていたが
その言葉はQくんへは届がなかったようだった。
電話が終わり📱
私たち2人の団欒タイムに戻ったが、
Pくんは予想通りが不満そうだった。
🐱お疲れ様📱
🐥Qくんはいつも気が早いんだよ💧
今の状況をわかってない。
バイトが嫌とかそんなこと言ってる場合じゃない💧
まずはYouTubeに専念できる環境を作るために
バイトしないといけないでしょ。
それがYouTubeに集中するためなんだからさ。
どうしてわからないんだろう💧
🐱そうだね💧
🐥しかも3人でって遊びじゃないんだからさ。
Rくんが嫌とかそんなんじゃなくてさ、、、
3人でするなら俺はやりたくない😑
俺は1人でもできるから
3人でするなら1人でした方がいいよね。
その方が絶対稼げるし。
🐱そうだね💧
PQくんの歯車は
少しずつ狂い出しているように見えた⚙
Pくんは最近のQくんは
不安を抱え出しているようにも見えた。
以前にも増して最近よく出てくるワード
「俺は1人でも成功する」
本当にPくんは
今もQくんとやりたいと思っているのだろうか⁉️
不純な気持ちは全くなく、
私は今の気持ちを再度確認するために聞いた👂
🐱Pくんは3人ならやりたくないけど
Qくんと2人なら
今の状況でもやっぱりやりたいって思うの⁇
Pくんの答えは決まっていた。
🐥うん‼️2人ではやりたいよ‼️
1人だと限界もあるから
とりあえず2人ではやってみたい‼️
俺があっちに行けばQくんも変わると思うし‼️
それに違うって思ったら
また1人ですればいいだけだし‼️
2人でやるのも経験になるし‼️
🐱そっか。2人ではやっぱりやりたいんだね。
🐥うん。でもQくん働く気あるのかな、、、
あっちに行ってもQくんが変わらないなら
もう俺が2人分働くしかないかもね💧
🐱え🙄Qくん無職でPくんが養うってこと⁉️
🐥それでもいいかなって思い始めてる。
この選択が正しいかどうかは別にして、
この言葉は私の生活に頼りきってきた
Pくんの言葉とは思えなかった👀
出会った頃のPくんは可愛らしい少年だった🐥
歳上の私に負けじと男らしく振る舞っていたが
同世代の男の子たちの中でも
穏やかであまり主張しないタイプ。
いつも周りを気遣う優しい性格だった🐥
私の元に来るというガッツはあったが、
私のところに来てからは甘えたな性格が増した。
🐥ねこちゃんにはなんでか甘えられる☺️
みんなの前ではカッコつけちゃってさ。
わざとオラオラな態度取ったりとかして笑
本当の自分がなかなか見せられなかったけど
ねこちゃんの前では本当の自分でいられる☺️
俺は本当はこういう性格だったんだね☺️
そう言っていつも私にベッタリで
私が仕事から帰ってくるのをいつも待ち、
休日は必ず一緒に過ごす🐱🐥
電気屋さんに行くのも、
携帯ショップに行くのも、
服を見に行くのも、
ちょっとしたお出かけetc...
どこへ行くにもPくんは1人では行かなかった。
行きたいところにはいつも私と一緒。
手のかかる子供、愛犬のようだった🐶
それが私にとっては
可愛い守ってあげるべき存在になっていった。
この習慣が変わったのは
私が父の病院に行くようになり、
Pくんが1人で過ごす時間が増えた頃からだろう。
初めは寂しがって、私の用事が終わるのを
病院の近くで1人待っていたりもした🐥
しかしそれが続き、
いつからかPくんは1人で出かけるようになった。
初めの頃は「初めてのおつかい」のように
私が仕事中でも何度も電話がかかってきた💧
🐥これどう思う⁉️
🐥あっちのお店も見た方がいいかな⁉️
🐥店員さんに勧められて逃げられなくて電話した😳
完全に子供💧
私、ちゃんと仕事はしてたよ🙄
でもこうやって1人にする時間がどんどん増え
Pくんは1人で行動できるようになっていった。
今思えば初めの頃のPくんは甘えただったが
私に自分がしてあげたい‼️
という気持ちはあったように思える。
🐥俺が稼げるようになったら
ねこちゃんにカルティエのネックレス買ってあげるからね♪
なんて言って30万近くするネックレスを
よく見に行っていた💎
そんなPくんを私が甘やかしたせいと
Pくんの資金が尽きたことで
結局Pくんは生活までも私に頼ってしまったが
半分は私の責任だろう😞
逆に別れてからのPくんは
YouTubeで成功するために
という意識が日に日に芽生えている🌱
そして今は
Qくんの生活まで自分が稼げばいい
なんて言うようになったのだ👀
Qくんのろくでなしな性格はさておき、
いつの間にか
Pくんは大人として成長し始めていた。
私たちの別れはたぶん、
親子離れに近いもののように感じる。
ただこの親子離れで
できるだけ崖っぷちに立たないで欲しい。
それが親心に近い私の願い。