こじらせ女子と呼ばれる女

親友から「こじらせてる」と言われた理由。嫌な女全開で語る

厄介な女ボス流ルール〜良くも悪くも経験は人を成長させる〜

「こじらせ女子」と呼ばれる女、ねこです🐾

 

女性のボスは厄介だ

 

世間ではそう言われることがある。

決してこれはすべての人に当てはまるわけではない。

素晴らしい女性ボスも世の中にはたくさんいる。

ただ、私も過去には

「厄介な女ボス」

と言われる女性の元で働いたことがあった。

 

f:id:kojiraseneko:20200331032904j:plain

 

私は大学を卒業してすぐに就職した。

当時の私の女友達はお嬢様育ちばかり。

その中で就職したのは私くらいだった。

私の親も他の女友達の親と似たようなところがあった。

 

「女の子が仕事をする必要はない。

世間を知るために少し経験するくらいならいいが、

本気で仕事をしてもパパ以上に稼げることはない。

パパにはねこちゃんが一生暮らしていけるくらいの蓄えがある。

稼げないのにわざわざ苦労する必要はない。」

 

こんなことをよく言われた。

これは親心だったのだろうと思うが、

私は親の反対を押し切って、

勝手に就活をし、1人就職をした。

 

そんな私の初めてのボスは女性。

あとあと知ったが、

周りからは厄介な女ボスだと有名だった。

そのボスがいたこともあり、

私の初めての就職先はなかなか厳しいところだった。

しかし、私の周りには仕事の話をする友達がいない。

だから、親から守られた環境から離れ、

世間に出れば、こういうものなのだと思っていた。

 

初めての顔合わせのとき、

私が集合時間の10分前に行くと、

ボス以外の先輩方はもうすでに集まっていた。

そしてそこで教えられた。

 

「下っ端は30分前には来ていないといけない。

ボスは普段はギリギリにしか来ないけれど、

たまに抜き打ちで早く来ることがある。

そのときにいなかったらコテンパンに叱られる。」

 

なんとΣ੧(ΦωΦ✿)‼️

では今日は私は遅刻なのかΣ੧(ΦωΦ✿)‼️

 

それから私は集合時間の30分前に行くようにした。

まだ鍵も空いていない集合場所の前で、

30分ただボスが来るのを待つ日々。

待っている間も携帯を触ってはいけない。

ただ、前を見て、ボスがやってくるのを待つのだ🙄

 

初めての職場案内をされたとき、

女ボスを交えて数人で施設内を移動し、

エレベーターに乗った。

私は常に1番後ろをついて歩いていた。

そのとき、私の1つ上の先輩は

私と一緒に後ろを歩いていたのだが、

扉があるとササっと前に出て扉を開け、

みんなが通り終わるまで扉を開けて待っている🚪

みんなが通り終わった後はまたもやササっと前に出て

エレベーターのボタンを押す🔼

エレベーターが到着すると、

みんなが乗り終わるまでボタンを押し続け、

乗り終わればエレベーターの入り口で行き先のボタンを押した。

何も知らない私は

「ありがとうございます😊」と言って、

ずっと後ろをついて歩いていた。

すると女ボスが1つ上の先輩に言った。

 

「この子(私のこと)何もわかってないから

あなたがちゃんと教えないと育たないよ💢

しっかり新人育てるのも仕事だからね💢」

 

そして私にも一言。

 

「今◯◯ちゃんがしてることは全部あなたの仕事だから。

社会人になったんだからちゃんと覚えて💢」

 

えΣ੧(ΦωΦ✿)

私なんだか怒られてるΣ੧(ΦωΦ✿)

しかも私のせいで先輩も怒られてるΣ੧(ΦωΦ✿)

 

それから私は先輩がしていたように、

後ろから前への行動を心がけた。

心がけてもうまくいかないことは何度かあった。

扉を開けて待っている間に

女ボスがエレベーターの前に先に着いてしまったり、

エレベーターを開けている間に

女ボスが次の扉の前に着いてしまったり、、、

すると女ボスは何もせずに立ったまま一言。

 

「遅い💢

◯◯ちゃん💢この子にちゃんと教えてるの💢」

 

私のせいで先輩が怒られた( ̄◇ ̄;)

私の本心は、

 

(先に着いたならボタンくらい自分で押したらいいのに)

 

と心の中では思うこともあったが、

私のせいで先輩が怒られ、

この光景が当たり前のこの環境は

世間ではこうなのだと疑いもしなかった。

 

基本的には仕事を説明して教えてもらえることはなかった。

すべて見て、盗んで覚える

そこではそういうスタイルだった。

常に周りを観察し、人がしていることを真似る。

それでうまくいかなかったことやわからなかったことも

基本的には聞いても教えてもらえない。

1度自分で調べ、理解する努力をする。

それでもわからなかったときは、

自分の見解と共に女ボスへ質問する。

そういうスタイルの職場だった。

 

質問をするのは先輩ではなく、女ボスへ。

そのルールを知らなかった私は、

1つ上の先輩へ質問をしに行ったことがある。

すると先輩はこう言った。

 

「先にボスに聞きに行った?」

 

(。´・ω・)ん?

私はそのとき女ボスへは質問に行ってなかった。

すると先輩が教えてくれた。

 

「先にボスに聞きに行った方がいいよ。」

 

そう言われ、私は女ボスへ質問に行った。

すると女ボスはこう言った。

 

「それってわざわざ私が教えないといけないこと?

◯◯ちゃんに教えてもらって。」

 

結局、先ほど聞いた先輩の元へ行く💧

女ボスから先輩に教えてもらうように言われたと言うと、

先輩は教えてくれた。

初めに女ボスに質問しないと機嫌を損ねるから注意⚠️

聞きたいことがあるときは、

一旦は女ボスにお伺いをしないといけないらしい。

なんとも邪魔くさいシステムだった。

 

まれには女ボスから教えてもらうこともあった。

私はそのときメモとペンを持っていた📝

教えてもらうときは話を聞きながらメモを取る📝

と思っていたからだったが、

この行動は女ボス的NGだった🙅‍♀️

 

「人が教えてあげてるんだから、

ちゃんと目を見て聞きなさい💢

ちゃんと話を聞いてたらわかるでしょ💢

メモは1人になってから書きなさい💢

教えてくれてる人に失礼でしょ💢」

 

言われてみればそうかもしれない。

せっかく上の人が教えてくれているのに、

話を聞きながらメモを取るのは失礼かも🙄

それから私はメモを取らずに

目を見て話を聞くようになった👀

 

しかし、あとでメモにまとめようとしたとき、

「おや🙄?これはどうだったかな🙄?」

と思うこともある。

なので女ボスに

「さっきの◯◯なんですけど」と聞きに行くと、

 

「1度教えたことは教えない。

そのとき質問しなかったあなたの責任。」

 

とピシャリと断られる。

わからないことを教えてもらえるチャンスは1度だけ。

この1度は絶対に聞き逃してはいけない🙄

私は日々先輩方を観察し、

聞き逃すことがないように必死に覚えるようになった。

 

朝や帰りの挨拶でも女ボス流ルールは存在した。

朝、女ボスはギリギリに出勤してくる。

「おはようございます‼️」

みんなが挨拶しても女ボスは無視💦

朝から女ボスが無視するときは

彼氏と上手くいっていないときらしい。

そんなときはみんなテキパキと仕事をし、

無視されることは気にせず、女ボスに話しかけ続ける。

女ボスしか頼る人がいない的にしばらく接していると

急に機嫌が改善されるのだ🙄

 

そして女ボスが先に帰るときは

自分がいくら仕事で忙しくても

挨拶に出向かなければいけない。

帰りの服を用意し、

下っ端がカバンを持ってお見送り👋

しかしどうしても手が離せない仕事のときはある。

そんなときは女ボスが帰ったあと、

仕事から少し手が離せるときに急いで携帯に連絡📱

 

「さっきはお見送りできずにすいませんでした💦

今日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。」

 

この一報が必ず必要だったのだ。

 

こんな社会人生活に慣れてきた頃、

女ボスが長期休暇を取った。

彼氏と旅行に行くためだった。

女ボスがいない職場はのびのびできた🐱

しかしその快適だった職場も、

女ボスが旅行から帰ってきて一変する😱

旅行後、女ボスの初出勤日、

私は朝から1人、女ボスから無視攻撃を受けた😱

 

(私だけ無視😱私何かやらかしたか😱⁉️)

 

無視されても曲げることなく、

私は女ボスのご機嫌の復活をはかった。

すると女ボスから私を無視している衝撃の事実を告げられた。

 

「私が旅行中に一回も連絡してこなかったのはねこちゃんだけだよ。

本当に何もわかってないんだね😩

連絡が来なかったのはイラっとしたけど、

今日のねこちゃんの姿を見てたら

悪気がなかったってわかったから、

今回は許してあげる。」

 

えっ🤯

旅行中、私が連絡をしなかったから

無視されてたのΣ੧(ΦωΦ✿)

というか、

先輩方は一体旅行中に何の連絡をしてたのΣ੧(ΦωΦ✿)

 

そして私は女ボスから言われたことを先輩に聞いた。

すると先輩から教えられたことはこうだった。

 

旅行前→楽しんでください

出発の日の朝→仕事のことは忘れて楽しんで来てください。でも何かあったら連絡させてください

旅行中→楽しんでますか

帰ってくる日→旅行の楽しいお話を聞かせてください

 

こんな連絡を定期的に送らないといけなかったらしい。

そんなこと、、、頭によぎりもしなかった、、、

先輩には教えてあげるのを忘れてたことを謝られた💧

 

そして1番厄介なことは、

女ボスが怒ると手がつけられないところだった。

女ボスは本気で機嫌を損ねると、

近くにある物を投げる💧

ノートやファイルなどがブンブンと飛んでくる(っ'-')╮ =͟͟͞͞   

私自身はそこまで怒らせたことはなく、

投げられたことはなかったが、

その現場を目にしたことが何度かあった🙄

 

そこで女ボス流ルールは、

「投げつけられた物を避けてはいけない」だ。

それを知らなかったある先輩は、

初めてノートを投げつけられたとき、

とっさに当たりそうになったノートを避けてしまった。

(普通は避けてしまうだろう💧)

すると女ボスの怒りはさらに急上昇💢💢💢

 

「なんで避けるの💢

あなた本当に反省してるの💢⁈」

 

とさらに物がブンブンと投げつけられ、

その先輩は当たり続けながら泣いていた。

助ける人は誰もいない。

ただ収まるのをみんなが見守っていた。

 

これは女ボス流ルールのほんの一部だが、

私の初めての職場はこんなところだった。

無知というのは恐ろしい。

これは世間でいう一般的な職場ではないのだろう。

しかし、私にとっては初めての職場。

そして周りに比べる人がいないという環境が

今置かれている状況は

社会人として当たり前

または少し厳しいくらいだと刷り込まれた🐥

 

元々私は社交的なタイプではあったが、

この気難しい女ボスとの関わりの中で、

ある程度どんな人ともさらにうまくやっていけるようになった。

意識しなくても記憶力はかなり良い方だ。

興味がないことにも興味を持って話を聞くこともできるようになり、

上の人への気遣いもできるようになった。

周りへの視野が広くなったのも、

この女ボスとの関わりのおかげだろう。

我ながら空気を読む能力も高い。

そして何より、

私は絶対にこういう上司にはならない

という反面教師ができた🙄

 

スキルを身につけたといえども、

この環境は決して正しくはない🙅‍♀️

むしろ良い環境で育った方がもっと効率よく、

もっと他にたくさん学べることも多かったかもしれない。

ただ、どんな環境であれ、学んだことは事実。

私が無知でなければ、

この環境を素直に飲み込めなかっただろうが、

私が無知だった故の経験となった。

 

私の初めての就職先での1番の思い出は、

この女ボスそのものだ。

 

転職nendo×はてなブログ 特別お題キャンペーン #しごとの思い出

転職nendo×はてなブログ 特別お題キャンペーン #しごとの思い出
by 株式会社Jizai「転職nendo」