彼氏が「YouTuberになる‼︎」と言ったら⁈〜プロローグ〜
「こじらせ女子」と呼ばれる女、ねこです🐾
YouTuber(ユーチューバー)
小学生のなりたい職業ランキングNo.1になるほど
いまやメジャーな職業として成り立っている。
私には同棲している彼氏Pくんがいる🐥
私より一回りほど歳下の彼氏。
今までの私なら絶対に付き合わなかった相手だったが、
Pくんのまっすぐな愛情に打たれ、
私はPくんと一緒にいることを決めた。
この決断に今も私はなんの後悔もしていない。
Pくんには子供の頃からの夢がある✨
大人の私から見ると、
現実的というよりは少し夢らしい夢。
でもそんな夢らしい夢を持っているPくんが
私にとっては羨ましくも見えた。
Pくんはまだまだ若いし、
頑張れば現実にもなるだろう😌
夢を必ず叶える‼︎
と疑いのないPくんが
私と一緒にいたい‼︎
という気持ちだけで家出同然にやってきたとき、
Pくんにはその夢のために
私との日常を実りある時間にして欲しい🌸
と強く思った。
「彼女として」というよりも
ご両親に恥ないよう、
ここでご両親の代わりになって、
Pくんを見守ろうという思いの方が強かったのだ。
周りにどう思われても、
結婚しないだろう相手だったとしても、
Pくんと一緒にいる今の時間を大切にしよう。
いつか別れるときが来ても笑顔で送り出そう😊
これが私の今年の抱負となった。
ちょい暗めな抱負かもしれないが🙄
私はそんな気持ちでPくんを支えていくつもりだった。
この純粋な私の気持ちは
一体どこへいってしまったのだろう、、、
人の気持ちはいつの間にか変化してしまうのだと
今になって感じている😞
同棲生活の上で、
ただ1つ、私たちには約束があった。
それは
私と一緒にいるのなら夜関係の仕事は許さない。
そういう仕事をするなら、
この家から出て行ってもらう。
これが私たちの唯一の約束だった🤝
Pくんの夢を叶えるためには多額のお金が必要💸
若者らしい考えのPくんはそのお金を貯めるため、
都会に出てきたときは
そういう夜の仕事をしてみたい🍸
と1つの選択肢として入っていたようだった。
だが、彼女としても保護者代わりとしても、
そういう仕事を私は許すつもりはなかった。
夜の世界の仕事を軽蔑しているわけではない🙏
私の周りでもそこでのし上がり、
成功している人たちをたくさん見てきた。
逆に志が高くても、
苦労して挫折した人たちもたくさん見てきた。
だからこそ、そのしんどさも知っているつもり。
世間知らずの真っ白なPくんには
私の目の前で過酷なその世界に
軽い気持ちで足を踏み入れて欲しくはなかっただけ。
自分で選びなさい!
と突き付けたこの約束を私が決めたことで、
Pくんは私といるためにそういう仕事は選ばなかった。
Pくんは自分の人生設計を変更した。
Pくんにとってはしたくない仕事を始めた。
毎日辛かったと思うが、
Pくんは新しい道を模索し始めた。
私のために夢へのプロセスを変更してくれたPくんは
本当に優しい彼氏だと今になって気づいている😌
いろいろ模索していく中で、
Pくんは新しい道を選んだ。
Pくんが新しく選んだ道。
それはお金を稼ぐツールに
ブログやYouTubeを始めることだった🖥
🐥俺YouTuberになる‼️
YouTuberで人気になって資金を貯める‼️
これなら夜の仕事じゃないし、
今の時代にも合ってるからいいよね♪
稼げるようになったら
毎月でも海外ディズニーに連れてってあげるから
楽しみにしててね♪
(年甲斐もなく私はディズニー好き🙄)
|ω・)oO(YouTuber、、、考え方がやはりいまどき🙄)
歳上の私としては、驚きの発想だった🙄
実力さえあれば
短期間でも稼げる仕事なんていくらでもある
と思ってしまう私と、
時間に縛られる正社員やお勤め系を拒否するPくん🐥
バイトでベースは作りながら、
YouTuberとなり、
徐々にそちらにシフトしていくという計画だった。
Pくんには才能がある✨
(彼女バカではなくて笑)
だからYouTubeで活躍する日がくるかもしれない‼︎
YouTubeは今は当たり前の職業だ‼︎
理解してあげたい気持ちはあったが、
元々YouTubeが苦手な私にとっては
共感を得がたい方法だったのは事実。
複雑な気持ちではあったが、
今の時代には合っているし、
やりたいと思ったならやってみたらいい♪
と私はPくんを応援した📣
応援はしていたものの、
私はというと、
自分で突き付けた約束ではあったが、
それがずっと引っかかっていた。
Pくんを応援すると言いながら、
元の計画は私といるなら許さない。
これはPくんのためになっているのか?
夢のために
本当にやりたいことをさせてあげられているのか?
この矛盾にいつも気がかりではあった。
そんな私の気持ちとは裏腹に、
Pくんはいつでも私に一生懸命でいてくれた。
まっすぐな愛情はいつも伝わっていた。
夢はもちろん諦めてはいなかったが、
夢よりも私のために毎日過ごしている
と言っても過言ではない程だった🐥
でも私たちには大きな歳の差があり、
結婚はまだまだ考えられなかった。
私にとってPくんへの愛情は
子供や愛犬に似たものだったように感じる。
Pくんからは甘えに似た愛情。
2人で過ごす時間に先を求めず、
大切にしたい時間だったはずなのに、
私の気持ちは徐々に変化していった🌀
コロナ渦が始まり、
私は初めてPくんに苛立つようになった🌀
コロナや父のことが重なり、
今思えば私に余裕がなくなっていたのだろう。
ご両親の代わりにと思っていたはずの日常生活が
苛立ちに変わっていった。
SNSという新しい道を決めたにも関わらず、
Pくんの行動力のなさにも苛立ち始めた。
仕事への意気込みは意識高めの私としては、
SNSへの投資という名の出費ばかりが目につき、
Pくんなりには頑張っていたと思うが、
出来栄えばかり気にして進まない状況に
本気でやる気があるのか💢⁉️
これでは私の生活の上で
ただ欲しいものを買っているだけではないか💢⁉️
ゲームやSNSを見て笑ってる時間は無駄ではないか⁉️
この子の夢への熱はこんなものだったのか⁉️
私と出かける時間があれば、
もっとやることがあるのでは⁉️
と、今まで感じなかった不満が次々と生まれた。
この生活は
私がしてあげたい
と思って始めたことなのに、
余裕のなくなった私は
その気持ちをどこかへ失ってしまっていた。
そしてそのタイミングで
ずっと休止していた私の婚活サイトが不意に再開した。
Pくんといると決めたときに
考えることをやめた結婚や子供👶
それが目の前をチラつき始めた。
30代未婚の私がこんなことをしてていいのか⁉️
私の中で今の自分への疑問が生まれた。
いろんなことが重なって
私の不満は溜まりに溜まり、
私たちは初めて真剣な話し合いをした。
ずっと引っかかっていた仕事の話も含め、
私の初めて生まれた不満をPくんに伝えたのだ📣
Pくんに私といる時間を無駄にして欲しくない
初めて出会った頃の
Pくんの熱い夢への気持ちを思い出して欲しい
時間の使い方や生活するということ
私よりやりたいことをやるべきだ
私なりに伝えたつもり。
話を聞いたPくんは大きな涙をボロボロと流し、
一晩中泣いていたノω・、)
いろいろと自分でも思うところもあったのだろう。
考えを改める努力をし始めてくれた😌
Pくんは考えた結果、
夢に向かって努力をする熱量を思い出しながらも
これからも私といる道を選んでくれた😌
これからは本気で稼げるYouTuberを目指す‼️
と気持ちを改めたようだった。
YouTuberに理解が乏しい私だったが、
私はPくんが決めた道を応援することにした📣
私との時間のために始めることになったYouTube
私が作り出したかのような環境。
なのに
人の気持ちはどうしてこうも変わってしまうのか。
こうやって書いていながら、
自分の小ささを思い知る😞
そしてYouTubeの楽しさがやっぱり理解しきれないのは
ジェネレーションギャップのせいなのか、、、🙄